アプリケーション
In vivo & In utero
成体マウス・ラットの皮膚,筋肉,腎臓,肝臓,血管,膀胱,精巣,卵巣,脳など
新生マウス・ラットの網膜、角膜、脳室など
マウス胎児の大脳皮質、脊髄など
ゼブラフィッシュ,ゼノパス胚,ミツバチの脳など
ガン組織
In ovo
ニワトリ胚の外胚葉(神経管など)・内胚葉・中胚葉由来組織(消化器官、心臓など)
ex vivo
マウス・ラットの胎児、摘出臓器、組織、組織切片(脳切片)
本製品には対象サンプルの抵抗値を測定出来る機能が搭載されており、エレクトロポレーションを行う前に対象サンプルの抵抗値を測定することが出来ます。インビボエレクトロポレーションで重要な指標は電流値になります。電流値が最適であれば遺伝子、薬剤などは細胞内に取り込まれます。しかしながらインビボの実験では電極間の距離、電極の位置、対象サンプルの量など物理的条件が毎回変わるため抵抗値も大きく変わってきます。抵抗値の変動は電流値にも影響しますので抵抗値を一定にすることが求められます。本機能により抵抗値を事前に確認できますので電流値が最適になるように抵抗値を調整することができます。これにより高い再現性を実現してくれます。
電圧範囲を99.9Vに限定することによりインビボエレクトロポレーションで使用される電圧(50V前後)での正確性をさらに高められています。電圧誤差によるエレクトロポレーションへの影響を無視することができます。
実際に流れた電流値を測定して画面に表示します。それぞれのアプリケーションでは最適電流値が決まっていますので実行電流値を確認することでエレクトロポレーションが適正に行われたかどうかを実験後すぐに検証できます。これにより実験が不調に終わった場合でも原因の特定を容易にしてくれます
電圧は0.1Vから0.1V刻みで設定できますのでシングルセルへの遺伝子導入などの低電圧でのエレクトロポレーションにも対応出来ます。また電流の測定範囲も1mAからですので最適電流値が10mA以下のアプリケーション(例 アダルトマウスの脳への遺伝子導入)にもミリアンペアメーターのような外部機器も必要なくご使用になれます
エレクトロポレーションプログラムの設定と測定値は独立したLED画面に表示されるので見やすい設計になっています。また数字キーを採用することで操作性が良くなっています。
インビボエレクトロポレーションでは電極が剥き出しなため実験中に誤って電極に触れることで怪我をする恐れがあります。そういった不慮の事故を防ぐため本製品には安全機能が搭載されています。一定以上の電流が流れた場合、安全機能が自働的に働きエレクトロポレーションプログラムを即刻停止します。本製品は十分に安心してお使いになれるように設計されております。
DC波形 | スクエアー |
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設定電圧範囲 | 0.1~99.9V(0.1V刻み) |
設定パルス時間 | 0.05~99.9ms(0.01ms刻み) |
設定パルス間隔 | 0.1~999ms(0.1ms刻み) |
設定パルス回数 | 1~99回 |
抵抗値測定 | 30kΩまで |
実行電圧 | 0.1~99.9V |
電流測定 | 1mA~1.60A |
メモリー機能 | 99プログラム |
電源 | 単相100V,5A,50/60Hz |
寸法 | W360cm×L380cm×H180cm |
※掲載商品の仕様及び外観は、改良の為予告なく変更される場合がありますので、ご了承下さい。
随時デモを実施いたしております。下記のお問い合わせフォームよりご相談ください。